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MetHb

メトヘモグロビン

FMetHbは総ヘモグロビン(ctHb)中に存在するメトヘモグロビン(MetHb)の割合です。通常では百分率(%)で表されます。よって、以下のように表すことができます。

MetHb

FMetHb(a)はほとんどの医学文書において単にMetHbと表記されます。以下の解説でもMetHbを用います。

MetHb基準範囲(成人)-例: 0.04~1.52%

MetHbとは何か?

ヘモグロビンの酸素結合特性は、ヘモグロビン構造内に含まれる4つの鉄原子により決定されます(ctHbを参照)。鉄原子が還元状態(Fe2+)にある場合、酸素との可逆的結合が形成されます。MetHbの際立った特徴は、4 つの鉄原子の1つまたは複数が第一鉄(Fe2+)状態ではなく、酸化鉄状態(Fe3+)にあるため、MetHbが酸素を結合できないことであり、そのためMetHbは異常ヘモグロビンに分類されます。

詳細についてはAcute care testingハンドブックを参照してください。

MetHbはいつ測定すべきか?

MetHb測定が行われる最も一般的な理由は、説明のつかないチアノーゼや、様々な薬物・処方薬の中毒症状が疑われる症例の診断をするためです。

MetHb増加の原因

Acute care testingハンドブックを参照してください。

メトヘモグロビン血症の症状

Acute care testingハンドブックを参照してください。

メトヘモグロビン血症におけるチアノーゼ

Acute care testingハンドブックを参照してください。

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