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セイファー(サファー): 救急医療を打ちたてた巨人

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写真説明:Safar氏の晩年のポートレイト。大学のホームページから。

セイファー氏(Safer P:1924-2003)

人工呼吸に対する口口人工呼吸法の確立をはじめ、救急医療と呼吸管理の領域で偉大な業績を挙げた方で、ノーベル賞候補に二度(一度は医学賞、もう一度は平和賞)なった由。"サファー”と呼ぶこともあるのは、元来オーストリア人であることを意識した呼び方と推測します。

2010年になって、AHA(アメリカ心臓学会)は「救急蘇生には人工呼吸は不要で、マッサージだけがよい」と決めました。

参考文献:
Safar P, Escarraga LA, Elam JO: A comparison of the mouth-to-mouth and mouth-to-airway methods of artificial respiration with the chest-pressure arm-lift methods. N Engl J Med 258: 671-677,1958

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