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ニュー:パルスオキシメトリーの普及に努力

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ニュー New, William (1942-):1970年代の後半にミノルタのパルスオキシメトリーをみて、その有用性に気づき、臨床麻酔科医の立場を止めてネルコア社を設立し、装置改良と普及に尽力してきている。

青柳氏の試作器もミノルタの製品も純粋のアナログ電気機器であったが、ニュー氏の活動をきっかけにして、ディジタル化され、また発光ダイオードとフォトダイオードの組み合わせで信号をとる現在の方法が確立し、丁度軌道に乗り始めたマイクロコンピュータの技術と組んで、現代のパルスオキシメーターが完成した。

筆者の意見では、青柳氏は技術の発明者として、ニュー氏は全体を軌道に乗せた人として、ノーベル賞の共同受賞者となるべきである。

写真は諏訪がニュー氏から頂戴したもの。

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