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一酸化炭素中毒:「酸素を運べない」障害

一酸化炭素中毒は、「酸素を運べない」要素が障害の中心である。一酸化炭素分子は、血液のヘモグロビンと結合してしまい、酸素とヘモグロビンの結合を妨害するので、血液が酸素を運搬する能力は著減する。

ガス中毒や不完全燃焼で一酸化炭素が高いのはもちろん危険。喫煙が一酸化炭素中毒を起こす

20本/日で ヘモグロビンの5%が一酸化炭素化

100本/日で ヘモグロビンの20%が一酸化炭素化

血液に一酸化炭素が増えると、単純な貧血よりも危険が大!そのメカニズムは

1)貧血と異なり、血液の粘性は低下しないので、血流は悪い。

2)貧血と異なり、血液酸素解離曲線が左方移動する。

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