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1950年~1999年

血液ガス関連論文リスト

Severinghaus JW, Astrup PB.

タイトル History of Blood Gas Analysis
雑誌名 Little, Brown & Co., Boston
発行年 1987
コメント こちらは現在入手がむずかしくなっています。デンマークで出版されたものの不足部分を補った内容です。

Severinghaus JW and Bradley AF Jr.

タイトル Electrodes for blood PO2 and PCO2 determination.
雑誌名 J Appl Physiol 13: 515-520
発行年 1958
コメント Severinghaus 氏の初期の詳しい解説がインターネットで読めます("Journal of Applied Physiology"で検索してください)。

Stow RW and Randall BF.

タイトル Electrical measurement of the PCO2 of blood (Abstract).
雑誌名 Am J Physiol 179: 678,
発行年 1954
コメント Pco2電極を開発したストウ氏は論文を大学の紀要に載せただけで、これは極端に入手困難です。したがって、入手可能なのはこの抄録だけです。

Clark LC

タイトル Monitoring and control of blood tissue O2 tensions.
雑誌名 Trans Amer Soc Artif Intern Organs 1956.2:41-48.
発行年 1956
タイトル Measurement of oxygen tension:A historical perspective.
雑誌名 Crit Care Med 1981.9: 690-692.
発行年 1981
コメント Clark の酸素電極の論文は、1956年の人工臓器雑誌("Trans Amer Soc Artif Intern Organs" )に載っていますが、入手はあまりやさしくありません。25年後に、開発のことを追想して書いた"Crit Care Med"の論文は入手も容易で、内容も豊かです。

Astrup P

タイトル A simple electrometric technique for the determination of carbon dioxide tension in blood and plasma, total content of carbon dioxide in plasma, and bicarbonate content in "separated" plasma at a fixed carbon dioxide tension (40mmHg).
雑誌名 Scand J Clin lab Invest 8:33-43.
発行年 1956
コメント Pco2電極なしにPco2を決める、いわゆる「アストラップ法」開発の論文です。ほとんど同時にPco2電極が開発されましたが、こちらは当初は動作が遅く(電極液に炭酸脱水酵素がないので遅いのです)、その他の理由もあって確立がおくれたので、しばらくの間は「アストラップ法」がPco2測定の標準ともされました。この方法は、実はPco2電極とほとんど同一です。

Comroe JH.

タイトル Who was Alexis who?
(http://www.thoracic.org/sections/about-ats/centennial/retrospectroscope/articles-/resources/36-WhoWasAlexisWho.pdf )
雑誌名 Am Rev Respir Dis. 1978 Aug;118(2):391-402.
発行年 1978
コメント コムロウ氏の" Retrospectroscope"の一部で、有名な実験外科医のカレルの業績を紹介しています。これは『医学を変えた発見の物語』にはなく、『続・・・・』のほうに少し変更して載っています。カレルは1912年のノーベル医学生理学賞を受賞しており、これはアメリカ人で最初の由です。もっとも、カレルはフランスで生まれ育ち医師になってからアメリカに移住しました。

Severinghaus JW, Astrup P, Murray JF.

タイトル Blood Gas Analysis and Critical Care Medicine.
(http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/reprint-/157/4/S114.pdf)
雑誌名 Am J Respir Crit Care Med. 1998 Apr;157:S114-22
発行年 1998
コメント 論文自体は新しいものですが、血液ガスの歴史をしっかり扱っています。

Heyrovsky J.

タイトル The trends of polarography
(http://nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry)
雑誌名 Nobel Lecture, December 11
発行年 1959
コメント ヘイロフスキーのポーラログラフィーを手っ取り早く理解するのに、このノーベル賞受賞講演はなかなか便利です。

Riley RL and Cournand A.

タイトル Analysis of factors affecting partial pressures of oxygen and carbon dioxide in gas and blood of lungs: theory.
(http://jap.physiology.org/cgi/reprint/4/2/77)
雑誌名 J Appl Physiol 4: 77-101
発行年 1951
コメント 論文中にもあり、タイトルからも推測できるでしょうが、この後に"Methods"と"Results"の論文が続いて3部作です。ただし、あとの2つは無料公開はされていません。この論文では、シンボルが現在の規定にそい、1950年以前の3編とくらべて読みやすくなっています。

Roughton FJW.

タイトル Transport of oxygen and carbon dioxide.
雑誌名 In:Handbook of Physiology,Sec 3 Respiration Vol 1 Am Physiol Soc Washington DC(767 826)
発行年 1964
コメント 酸素と二酸化炭素の運搬の詳しい解説です。現在でもこれだけ充実したものは入手困難。

Severinghaus JW.

タイトル Blood gas calculator
雑誌名 J Appl Physiol(21 1108 1120)
発行年 1966
コメント 計算尺自体は現在は使いません。しかし、計算の原理が詳しく説明されています。

Gulleminault C, Eldridge FL, Dement WC.

タイトル Insomnia with sleep apnea.
雑誌名 Science(181:00:00 856 858)
発行年 1973
コメント 睡眠時無呼吸症候群の最初の記述論文と言えるでしょう。示唆に富んでいます。

Siggaard-Anderson O.

タイトル The Acid-Base Status of the Blood (4th Ed)
雑誌名 Munksgaard Copenhagen
発行年 1974
コメント 酸塩基平衡の充実した教科書です。学位論文らしい。

Astrup P, Severinghaus JW.

タイトル History of Blood Gases and Acid and Bases
雑誌名 Munksgaard Copenhagen
発行年 1986
コメント 歴史の本で、内容は実に豊か。
吉矢・森訳:生理学の夜明け。真興交易医書出版

Comroe JH,Jr.

タイトル The Acid-Base Status of the Blood (4th Ed)
雑誌名 Retrospectroscope. Insights into Medical Discovery Von Gehr Press, Menlo Park, California
(諏訪邦夫訳:医学を変えた発見の物語(新訳). 中外医学社.東京.1998.)
発行年 1977
コメント 原書籍は現在は入手困難ですが、訳書は入手できます。それから、元のエッセイ自体はインターネットで無料公開されています。

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