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ベルナールC.Bernard

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ベルナール Claude Bernard(1813-1878) フランスの生理学者。史上最大の生理学者の一人と呼ぶ人もある。1851年には、一酸化炭素が血液と結合して、酸素運搬能を失わせて動物を殺す作用を発見した。さらに、この事実を用いて、血液から酸素を遊離させることによって、血液中の酸素含量を測定する方法を提案している。しかし、ドイツの人たちはこの方法を使用せずに苦闘している。理由は不明だが、無知と民族的誇りのコンビネーションに基づくものだろうか?

ベルナールの業績は多岐にわたるが、グリコーゲンの発見者、膵液の消化機能の発見者でもある。またエーテルの麻酔作用は脳に働くこと、クラーレの作用部位は神経でもなく筋肉でもなく、神経と筋肉の接合部であることなども証明している。図写真は Astrup P, Severinghaus JW. History of Blood Gases, Acid and Bases. Munksgaard, Copenhagen. 1986. より

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