救急外来における診療とPOCTの発展性
まず救急外来に患者さまが来られたらJTAS分類です。JTASを導入していないところではバイタルサイン、重症度、緊急度をチェックします。また、この際POCT導入により診療にかかる総合的な時間が一気に短縮され、かつ見落としてはいけない致死的疾患を確実にピックアップする事が出来ます。
POCTの発展性についてですが、JTASとPOCTは患者中心の全人診療*実現のために必要アイテムです。
*全人診療とは
特定の部位や疾患に限定せず、患者の心理や社会的側面等も含め、幅広く考慮しながら個々人にあった総合的な疾病予防や診断、治療を行う医療のこと。
- 目次
- POCTについて
-POCTの定義、利点
-救急医療や災害時医療でのPOCT - POCTの文献的考察
-POCTの成果
-救急病棟/CDU(Clinical Decision Unit)
-救急外来
-救急外来+救急病棟/CDU - 当院が目指す救急医療
- 総合救急診療でのPOCT
-クレアチニン値(Cre値)
-乳酸値(Lac値)
-βhCG
-NT-proBNP
-D-ダイマー
-症例1
-症例2
-症例3
-3症例を含めた症例分析
- まとめ-救急外来における診療とPOCTの発展性
元資料:QAジャーナルNo.27(2015年)