症例1
59歳女性で、右下腿発疹から徐々に疼痛が現れ、跛行を伴い救急外来独歩受診されました。JTASは3です。全身診療では蜂窩織炎として治療を行う事を考慮出来ましたが、“消しの診療”でD-ダイマーの適用となりました。結果右下肢のDVT、PE、更に子宮筋腫と言われていたものが子宮体癌である事も分かりました。
- 目次
- POCTについて
-POCTの定義、利点
-救急医療や災害時医療でのPOCT - POCTの文献的考察
-POCTの成果
-救急病棟/CDU(Clinical Decision Unit)
-救急外来
-救急外来+救急病棟/CDU - 当院が目指す救急医療
- 総合救急診療でのPOCT
-クレアチニン値(Cre値)
-乳酸値(Lac値)
-βhCG
-NT-proBNP
-D-ダイマー
-症例1
-症例2
-症例3
-3症例を含めた症例分析
- まとめ-救急外来における診療とPOCTの発展性
元資料:QAジャーナルNo.27(2015年)