わたしたちは急性期医療に携わる医療従事者に役立つ学術情報を提供します

測定症例(Lacも含め)②

Point of Care Testing

ARDS(急性呼吸促迫症候群)です。つまり呼吸不全ですが、この方は呼吸数が多く、脈拍も速く、熱がありました。この段階でSIRS(全身炎症反応症候群)を満たしています。血液ガスでは乳酸値が36mg/dlと高値です。血液検査値もNT-proBNPの他、CRPやPCTといった炎症反応も上昇していました。

ARDSによるNT-proBNP/BNPの上昇は、呼吸不全により心臓に右心負荷がかかるものによると言われています。

目次

POCTとは
当院でのPOCT使用の実際
  • 乳酸値(Lac)について:小児における複雑型熱性痙攣と急性脳症の判別に有効

まとめ-POCTの今後の発展・活用

元資料:QAジャーナルNo.26(2014年)

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