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STUDY紹介:敗血症

Point of Care Testing

2007~2012年の当院重症敗血症例について検討しました。生存群52例と死亡群27例の2群に分けると、前述通り死亡群についてはLacが高いという結果になりました。

乳酸値(Lac)について:
小児における複雑型熱性痙攣と急性脳症の判別に有効

比較的予後のよい複雑型熱性痙攣と予後の悪い急性脳症は非常に見分けにくいものです。この2つの疾患に対する検査結果は白血球、CRP、肝機能、CK、血糖値、いずれも同じです。

ただ唯一Lacに差が出ます。我々はこのLac値を重症化するか否かの判断基準としています。POCTで測定できるLacが2つの疾患を判別できる重要な判断材料となるのです。

目次

POCTとは
当院でのPOCT使用の実際
  • 乳酸値(Lac)について:小児における複雑型熱性痙攣と急性脳症の判別に有効

まとめ-POCTの今後の発展・活用

元資料:QAジャーナルNo.26(2014年)

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