循環器診療では、患者の症状をもとに早急に診断をつけ治療を開始する必要にせまられることが多く、また慢性期においても多くの診療情報(症状、身体所見、各種検査)をもとに心血管イベントの予防を行っていく必要があります。
このような中で、血液バイオマーカーは客観的な数値として把握できることから、循環器専門医のみならず一般臨床医も利用しやすい利点があります。今回は、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNPまたはNT-proBNP)と心筋トロポニンを中心に、血液バイオマーカーの有用性と注意点、最新の知見について解説いたします。
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特集
- 循環器診療における血液バイオマーカー
- 高知大学医学部老年病科・循環器科 助教 久保 亨(くぼ とおる)
目次
- 2
- 循環器診療における血液バイオマーカー
- 6
- FAQ
- 8
- 製品紹介