学術資料/文献

現在位置:TOP > 学術資料/文献 > 諏訪先生の血液ガス博物館 > 血液酸素化の指標:Pao2 /Fio2、A-aDo2、シャントの問題

血液酸素化の指標:Pao2 /Fio2、A-aDo2、シャントの問題

肺はいろいろな状況や病態で図のように肺の一部が酸素を摂取しなくなる。実際には、Wagner らの解析のように、部位によっていろいろな機能のものの総合であるが、通常は「酸素が問題」なので酸素をパラメーターとして表現する。

Pao2 /Fio2:正常値は100/0.2 だから500.重症ARDSでは100未満まで低下する。

A-aDo2:空気吸入の場合と純酸素吸入の場合と分ける。前者は、正常値は5mmHg以下、重症ARDSでは空気吸入では測定不能。純酸素では一般に数値が大きいが、PAo2が700近くてPao2 が100ならA-aDo2 は600mmHgになる。

シャント:図のように「酸素を取り込まない血流が全体の何パーセントか」を、酸素のデータから計算できる。Fio2 =1.0 ではA-aDo2 100mmHgが約5%のシャント率に相当。